ママチャリにワクチンをのせて|高崎市 乾小児科内科医院|アレルギー科・循環器内科(心臓血管内科)

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ママチャリにワクチンをのせて

2021.07.09

 
 

午前の診療が終わり、午後が始まるまでに2時間ほどお昼休憩がありますが、たいていその時間に訪問診療に出かけています。

訪問診療を始めるまで、訪問先は個人宅が多いイメージをなんとなくもっていたのですが、実際には老人ホームのような施設へ訪問診療を行っているケースの方が多く、また1回に多くの患者さんを診療できるため効率がいいことも知りました。

とはいえ、クリニック周辺の個人宅へ訪問診療で伺うこともしばしばあり、そういった場合には自転車でまわっています。

老人ホームなどへ伺う際には車で移動しているのですが、クリニック周辺を訪問する場合には、駐車スペースを気にする必要もなく、細い路地へも入っていける自転車の方が重宝します。

先日、個人の訪問先へ新型コロナウイルスワクチンの接種を行う機会がありました。

当院で扱っているのはファイザー製のワクチンなのですが、1瓶で6名分、冷蔵保存が必要、と少し扱いに注意が必要です。

要冷蔵保存のため、訪問診療の際には、保健所からお借りした保冷ボックスにいれて持ち運びます。

保冷ボックスは一見、魚屋さんで見かけるような発泡スチロールの箱で、中に保冷用のアイスパックをいれて保存する「EPSサブゼロボックス(トーホー工業)」という製品です。

同社のHPによると軽量で安価なこともあり、全国の自治体で利用されているようです。

車で施設などへ訪問するときにもこの箱をつかっていますが、小さくあいた凹みの部分にワクチンの瓶を入れ、その上に白い発泡スチロールの蓋をして固定するため破損の危険も低く、便利です。

このボックスをママチャリのカゴになんとかいれて(カゴに入れるには少し大きい)、ワクチンを接種して回っていると、何をカゴに入れているのだろう、と少し怪訝そうな顔で見られることがあります。

ママチャリに黒い箱をいれて走っているところを見かけても、決して怪しいものではありません。

ちょっとワクチンをご近所に打ちにいっているだけなのですから。

 

© Inui pediatrics and internal medicine clinic

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