2021年度インフルエンザワクチン接種を開始しました|高崎市 乾小児科内科医院|アレルギー科・循環器内科(心臓血管内科)

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2021年度インフルエンザワクチン接種を開始しました

2021.10.06

10月1日よりインフルエンザワクチンの接種を開始しました。特に予約は不要で、常時受付をしております。

【対象】生後6ヶ月以上で接種を希望する方。
【方法】生後6ヶ月〜小学生:2〜4週間間隔で2回接種
    中学生以上:1回または1〜4週間間隔で2回接種
*コロナワクチンを接種された場合は、接種から2週間以上空ける必要があります

【料金】1回4500円(税込)
当院で2回目を接種する場合:4000円(税込)
*群馬県在住の65歳以上の方は自己負担 1500円(税込)となります

 

よくある質問を以下にQ&A形式でまとめておきます。

Q. インフルエンザ予防接種は新型コロナウイルスにも効果はありますか?
A. インフルエンザワクチンは新型コロナウイルスに効果はありません。 ただし、2021年の秋~冬にかけては、世界的に、新型コロナウイルス感染症の影響が強く残っていることが予想されます。

インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなど呼吸器系の病気に対するワクチン接種は、世界保健機関(WHO)などの主要な保健機関から、健康を守るために強く推奨されています。

 

Q. ワクチンの効果、有効性について教えてください。
A. インフルエンザにかかる時は、インフルエンザウイルスが口や鼻あるいは眼の粘膜から体の中に入ってくることから始まります。 体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンにはこれを完全に抑える働きはありません。

ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が出現します。この状態を「発病」といいます。

インフルエンザワクチンには、この「発病」を抑える効果が一定程度認められていますが、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を期待することはできません。

発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。 特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。

国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています

 

Q. 昨年インフルエンザワクチンの接種を受けましたが今年も受けた方がよいでしょうか?
A. インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行することが予測されると判断されたウイルス株を用いて製造されています。 このため、昨年インフルエンザワクチンの接種を受けた方であっても、今年のインフルエンザワクチンの接種を検討して頂く方が良い、と考えられます。

 

Q. インフルエンザワクチンの接種はいつ頃まで受けるのがよいですか?
A. 日本では、インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、例年1月末~3月上旬に流行のピークを迎えますので、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいです。

また一般的には1回の接種で2週後から血中抗体の量が増加し、4週でピークに達すると言われています。

 

Q. インフルエンザワクチンはどのような人におすすめなの?
A. 次のような方に特におすすめです。
・デイサービス、ショートステイなどの利用者
・肺や心臓に病気のある方
・糖尿病などで抵抗力の低下している方
・お年寄りや小さなお子さんと同居している方
・受験生や受験生と同居している方

 

Q. 予防接種を受けることができない人は?
A. 予防接種を受けられない人は次の通りです。

・接種当日、37.5℃以上の発熱がある方
・重篤な急性疾患にかかっている方
・予防接種の接種液の成分によって、アナフィラキシーショックを起こしたことが明らかな方

*「アナフィラキシー」とは、通常予防接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。発汗、顔が急にはれる、全身にひどい蕁麻疹がでる、吐き気、嘔吐、声が出にくい、息が苦しい等の症状に続き、血圧が下がっていく激しい全身反応です。

・インフルエンザの予防接種で、接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う病状を起こしたことがある方
・過去1ヶ月以内に麻疹、風疹、おたふく風邪、水痘、ポリオなどにかかったか、予防接種を受けた方
・その他、医師が不適当な状態と判断した場合

 

Q. 副反応はありますか?
A. 免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあり、これを副反応といいます。

インフルエンザの予防接種で比較的多くみられる副反応には、接種した場所の赤み、腫れ、痛みなどがあります。接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日でおさまります。

全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られます。接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日でおさまります。

また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状:発疹、じんましん、強い赤み・かゆみ、呼吸困難などが見られることもあります。

 

© Inui pediatrics and internal medicine clinic

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