世界糖尿病デーとインスリン発見100周年|高崎市 乾小児科内科医院|アレルギー科・循環器内科(心臓血管内科)

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世界糖尿病デーとインスリン発見100周年

2021.11.19

11月14日は世界糖尿病デーでした。毎年、11月14日を含む1週間(月〜日)は全国糖尿病週間となっており、全国各地で様々なイベントが開催されていました。

ブルーライトアップもそのひとつで、全国各地で糖尿病予防のシンボルカラーである青色のライトアップがされていました。

群馬県では、前橋「臨江閣」、高崎白衣大観音、高崎市総合保健センター、草津「温泉湯畑」「西の河原」、邑楽町シンボル MiRAiタワーがライトアップされていたようです。

クリニック近くのこのライトアップは糖尿病デーとは無関係のようですが、上記ライトアップの撮影ができなかったのでこちらの写真でご容赦ください。

 

11月14日はバンティング博士の誕生日

11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日。糖尿病治療における画期的な発見に敬意を表し、この日が世界糖尿病デーとして認定されています。

世界糖尿病デーは、現在、世界160カ国から10億人以上が参加する世界でも有数な疾患啓発の日となっており、この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病の予防や治療継続の重要性について市民に周知する重要な機会となっています。

世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われるシンボルマークです。

国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。

 

今年はインスリン発見100周年でもある

インスリンの発見は、20世紀最大の医学上の発見の一つといわれています。1921年、カナダ・トロント大学のフレデリック・バンティングとチャールズ・ベストは、萎縮・退化させたイヌの膵臓からの抽出物を糖尿病のイヌに投与し、血糖値が下がることを発見しました。

この抽出物はアイレチン(インスリン)と名付けられました。後に、バンティングらはインスリンの発見でノーベル医学生理学賞を受賞しました。

その後インスリンは治療薬として製造されるようになり、それまで助けることの難しかった多くの命が救われることになったのです。

そこから多くの糖尿病治療薬が開発され、インスリンも新しい働きをもったものやデジタルデバイスと連動したものなどいろいろな治療法が出てきています。

これからもよりよい治療法を目指して糖尿病の研究は進んでいくことでしょう。糖尿病治療を通じて少しでも患者様のお役に立てるよう、当院も微力ながら尽力していきたいと思います。

 

© Inui pediatrics and internal medicine clinic

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