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高血圧の薬(降圧薬)はどう選ぶ?主な5種類・副作用・使い分けを解説

2026/09/12
高血圧の薬(降圧薬)はどう選ぶ?主な5種類・副作用・使い分けを解説、というタイトルのアイキャッチ画像。ACE阻害薬・ARB・カルシウム拮抗薬・利尿薬・β遮断薬の5種類の錠剤アイコンと、120/80mmHgを示す血圧計、説明する医師のイラストを配置している

「血圧の薬にはたくさん種類があるけれど、何が違うの?」

「家族と違う薬を処方されたのはなぜ?」

高血圧の薬は、単に血圧の数字だけを見て選ぶわけではありません。年齢や血圧の高さに加えて、腎臓や心臓の状態、脈拍、ほかに服用している薬などを確認し、その方に合うものを選びます。

最初は1種類から始めることもあれば、血圧の高さや体の状態によっては、早い段階から2種類を組み合わせることもあります。

この記事では代表的な降圧薬の違いと使い分け、複数の薬を併用する理由、服用中に気をつけたいことをできるだけ分かりやすく解説します。

目次(押すと目次が出ます)

高血圧治療の中心となる5種類の降圧薬

日本高血圧学会の「高血圧管理・治療ガイドライン2025」では、治療の中心となる薬として、次の5種類が挙げられています。

薬の種類主な働き主な注意点
カルシウム拮抗薬血管を広げる足のむくみ、ほてり、頭痛、動悸など
ARB血圧を上げるホルモンの働きを抑えるカリウム値の上昇、腎機能の変化など
ACE阻害薬ARBに近い仕組みで血圧を下げる空咳、カリウム値の上昇、まれに血管浮腫など
サイアザイド系利尿薬余分な塩分と水分の排出を促す脱水、電解質異常、尿酸値の上昇など
β遮断薬心拍数や心臓の働きを抑える脈が遅くなる、だるさ、喘息の悪化など

どの薬が最も優れているということではありません。それぞれに得意な場面と注意点があるため、患者さんの状態に合わせて選びます。

降圧薬はどのように使い分ける?

降圧薬は、診察室や家庭で測った血圧に加えて、持病や検査結果を確認して選びます。

降圧薬は血圧の数字だけで選ばないことを示す図解。血圧計、心臓、腎臓、脈拍、血液検査、高齢者、妊娠中の方など、薬を選ぶ際に確認する要素を示している

例えば、尿たんぱくを伴う慢性腎臓病ではARBやACE阻害薬を検討します。狭心症、心筋梗塞後、心不全、不整脈などがあれば、β遮断薬を含めて心臓の病気に適した薬を選びます。

一方、腎機能、血液中のナトリウムやカリウム、尿酸値、脈拍、喘息の有無、妊娠の可能性などによっては、使いにくい薬もあります。現在服用している薬との組み合わせも重要です。

つまり、「上の血圧が何mmHgだからこの薬」と機械的に決まるわけではありません。同じ血圧でも、患者さんによって処方される薬が異なるのはこのためです。

1.カルシウム拮抗薬

カルシウム拮抗薬は、血管を広げて血圧を下げる薬です。しっかりとした降圧効果を得やすく、高血圧の治療で広く使われています。現在は効果が長く続くタイプが中心で、多くは1日1回の服用で、翌朝まで血圧をコントロールします。

服用を始めてから血圧は下がり始めますが、十分な効果を確かめるには時間が必要です。例えばアムロジピンは、血液中の薬の濃度が安定するまで約1週間かかります。飲み始めて数日の数値だけで判断せず、家庭血圧の経過を見ながら調整します。

代表的なカルシウム拮抗薬の違い

一般名半減期の目安主な特徴
アムロジピン約36時間ゆっくり効き、長く作用する最も標準的な薬
ニフェジピンCR約8時間しっかり血圧を下げる。脈が速くなることがある
アゼルニジピン約19~23時間緩やかに効き、脈拍が増えにくい
シルニジピン約5~8時間血圧を下げたときに脈拍が増えにくい
ベニジピン約1~2時間血管への作用が長く続く。狭心症にも使われる

※半減期は、血液中の薬の濃度が半分になるまでの時間です。投与量や食事、測定条件などによって数値は異なります。ニフェジピンは、効果が長く続くCR錠について示しています。

半減期は、そのまま「薬が効いている時間」を表すものではありません。 血液中の濃度が下がっても血管への作用が続く薬や、成分がゆっくり放出される薬があるためです。半減期が短いから効果がすぐ切れる、長いから強く効く、という意味ではありません。

脈拍への影響にも違いがあり、アゼルニジピンやシルニジピンは、血圧を下げたときに脈拍が増えにくい傾向があります。もともと脈が速い方や、服薬後の動悸が気になる方では、こうした特徴も薬を選ぶ参考になります。

実際には、家庭血圧、持病、ほかに飲んでいる薬、副作用の有無を確認し、自分に合った薬と量を選びます。

気をつけたい副作用は、むくみ・ほてり・動悸

主な副作用は、足首のむくみ、顔のほてり、頭痛、動悸です。薬の種類や量によって出方が異なり、特にむくみは増量後に目立つことがあります。

足のむくみは、飲み始めてすぐではなく、しばらく服用してから気づくこともあります。「以前から飲んでいる薬だから関係ない」とは限りません。靴がきつくなる、足首の腫れが続くなどの変化があれば、診察時に伝えてください。

薬が原因と考えられる場合は、量を減らす、別の薬に変更する、ほかの種類の降圧薬と組み合わせるなどの方法を検討します。むくみや動悸が気になるときは、自己判断で中止せず相談しましょう。

また、歯ぐきが盛り上がる「歯肉増殖」が起こることもあります。日頃から丁寧に歯を磨き、歯ぐきの変化に気づいたら、歯科でも服用中の薬を伝えてください。

グレープフルーツとの食べ合わせに注意

一部のカルシウム拮抗薬は、グレープフルーツによって薬の分解が妨げられ、血圧が下がりすぎるなど、作用が強く出ることがあります。ニフェジピンなどでは、添付文書でも注意が示されています。

影響の大きさは薬によって異なり、特にアゼルニジピンでは注意が必要です。ジュースだけでなく果実も含め、避けるよう指示された場合は控えてください。薬と食べる時間を数時間ずらすだけでは、影響を十分に避けられません。

自分の薬でグレープフルーツを食べてもよいか分からないときは、薬の名前を伝えて医師や薬剤師に確認しましょう。

2.ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)

ARBは、血管を収縮させる「アンジオテンシンⅡ」の働きを抑えて血圧を下げる薬です。尿たんぱくを減らす働きもあるため、糖尿病や慢性腎臓病に尿たんぱくを伴う方でよく使われます。

効果は比較的緩やかに現れます。服用後から血圧は下がり始めますが、十分な降圧効果を判断するには通常2~4週間ほど必要です。

ARBは薬によって降圧効果が異なります

一般名半減期の目安降圧力の目安主な特徴
ロサルタン約2時間活性代謝物は約4時間比較的穏やか尿酸を下げる作用がある
バルサルタン約4~6時間穏やか~中等度増量によって降圧効果が強くなる
カンデサルタン約9時間中等度標準的な降圧力があり、幅広く使われる
イルベサルタン約11~20時間中等度効果が長く続きやすい
テルミサルタン約20~24時間中等度~強め半減期が長く、翌朝まで効果が続きやすい
オルメサルタン約9~11時間強めしっかり血圧を下げる。まれに長く続く下痢を起こす
アジルサルタン約10~13時間強めARBの中で降圧効果が最も強い

※降圧力は、一般的に使われる用量での大まかな目安です。服用量、治療前の血圧、塩分摂取量、体質などによって実際の効き方は異なります。

日本人を対象とした研究では、アジルサルタンはほかのARBより、収縮期血圧を平均3~5mmHgほど大きく下げました。オルメサルタンやテルミサルタンもしっかりした降圧効果を得やすい薬です。個人的にはこの3つが降圧効果を期待してARBを使うときによく使う薬です。ただし、高齢者や体格の小さい方にはじめから使うと血圧が下がりすぎることもあるのでその場合は使うとしても最低用量から使うあるいはもう少しマイルドな降圧効果のARBから使い始める方が安全です。特にアジルサルタンは切れ味が鋭いので使用経験を積むまでは少量から使うことをおすすめします。

なお、降圧力が穏やかな薬が劣っているわけではありません。必要な降圧力や体質に合わせて薬と量を選びます。ARBだけで血圧が十分に下がらない場合は、カルシウム拮抗薬や少量の利尿薬を組み合わせます。

ARBの副作用と注意点

主な副作用は、血圧低下によるふらつき、腎機能の変化、高カリウム血症です。服用開始後や増量後は、必要に応じてクレアチニンやカリウムを血液検査で確認します。

ACE阻害薬と似た働きをしますが、ACE阻害薬でみられる空咳はほとんど起こりません。そのため、ACE阻害薬で咳が続いた方でARBへ変更することがあります。

ARBは胎児の腎臓などに影響するため、妊娠中や妊娠している可能性がある方は服用できません。妊娠を希望している場合や、服用中に妊娠が分かった場合は、速やかに医師へご相談ください。

3.ACE阻害薬

ACEは、血管を収縮させるアンジオテンシンⅡを作る一方で、血管を広げる「ブラジキニン」を分解する酵素です。

ACE阻害薬はこの酵素を抑えることで、アンジオテンシンⅡが作られる量を減らし、ブラジキニンの働きを強めます。ARBが「作られたアンジオテンシンⅡの作用する場所を塞ぐ薬」であるのに対し、ACE阻害薬は「アンジオテンシンⅡが作られる手前を抑える薬」です。

ARBはアンジオテンシンⅡの受容体を塞ぎ、ACE阻害薬はアンジオテンシンⅡが作られる過程を抑えることを示した図。ACE阻害薬ではブラジキニンが分解されにくくなり、血管拡張と空咳につながることも説明している。

ACE阻害薬はどのようなときに使う?

現在、単純な高血圧にACE阻害薬を処方する機会は少なくなっています。高血圧だけであれば、空咳が起こりにくく降圧効果の強いARBを選ぶことが一般的です。

ACE阻害薬を使用するのは、心臓の働きが低下した心不全や心筋梗塞後など、血圧を下げるだけでなく、心臓を守る効果も期待する場合が中心です。尿たんぱくを伴う糖尿病や慢性腎臓病で使われることもあります。

代表的な薬はエナラプリルです。心不全治療の実績が豊富で、患者さんの血圧や腎機能を確認しながら少量から調整します。このほかにイミダプリルやペリンドプリルなどもありますが、現在の高血圧診療で使う機会はそれほど多くありません。

特徴的な副作用は空咳です

ACE阻害薬では、ブラジキニンの影響によって、痰の出ない乾いた咳が続くことがあります。服用を始めてすぐではなく、数週間から数か月たってから現れる場合もあります。

薬による咳が疑われる場合は、ブラジキニンに影響しないARBへ変更すると改善することがあります。自己判断で中止せず、診察時にご相談ください。

まれに、顔や唇、舌などが腫れる「血管性浮腫」を起こします。息苦しさや喉の腫れを伴う場合は、速やかな受診が必要です。

腎機能とカリウムを確認します

ACE阻害薬では、クレアチニンやカリウムが上がることがあります。服用開始後や増量後は、必要に応じて血液検査を行います。

また、胎児の腎臓などに影響するため、妊娠中や妊娠している可能性がある方は服用できません。妊娠を希望している場合や、服用中に妊娠が分かった場合は、速やかに医師へご相談ください。

4.サイアザイド系利尿薬

サイアザイド系利尿薬は、腎臓から塩分と水分を排出して血圧を下げる薬です。塩分の影響を受けやすい高血圧に効果があります。

現在は、サイアザイド系利尿薬だけで高血圧治療を始めることは多くありません。ARBやカルシウム拮抗薬だけでは血圧が十分に下がらないときに少量を追加するのが一般的で、ARBとの配合錠として処方されることも多い薬です。

代表的なサイアザイド系利尿薬

一般名(主な商品名)半減期の目安主な特徴
ヒドロクロロチアジド(ダイクロトライド)約9~13時間ARBとの配合錠に多く使われる
トリクロルメチアジド(フルイトラン)約1~2時間利尿薬だけを少量追加したいときに使われる
インダパミド(ナトリックス)約13~20時間作用が長く、安定した降圧効果を得やすい

※インダパミドは正確には「サイアザイド類似薬」ですが、サイアザイド系利尿薬と同じグループとして扱われます。

半減期が短い薬でも、降圧効果がすぐに切れるわけではありません。また、服用を続けると尿量の増加が目立たなくなることがありますが、血圧を下げる作用は続いています。

ナトリウム・カリウム・尿酸に注意

主な副作用は、血液中のナトリウムやカリウムの低下と、尿酸値の上昇です。特に高齢者では、低ナトリウム血症によって、だるさ、吐き気、ふらつきなどが現れることがあります。

尿酸値が高い方や痛風の経験がある方では、薬を選ぶ際に注意が必要です。服用中は定期的な血液検査で、ナトリウム、カリウム、尿酸値、腎機能を確認します。

トイレが近くなることがあるため、通常は朝に服用します。

5.β遮断薬

β遮断薬は、交感神経から心臓へ送られる刺激を抑え、脈拍を遅くするとともに、心臓の収縮する力を弱める薬です。心臓の収縮力を抑える作用を「陰性変力作用」といいます。

単に血圧を下げるためだけでなく、脈が速い方や、心房細動、狭心症、心筋梗塞後、慢性心不全などを合併している方で選ばれることが多い薬です。

β1選択性によって作用する場所が異なります

β受容体には、主に心臓にある「β1受容体」と、気管支や血管にもある「β2受容体」があります。β1選択性が高い薬は、比較的心臓を中心に作用します。一方、非選択性の薬はβ1とβ2の両方を遮断します。

一般名(主な商品名)β1選択性主な特徴
ビソプロロール(メインテート)高い脈拍を抑える作用が明確で、心房細動や慢性心不全などに使われる
カルベジロール(アーチスト)なし心臓を休ませる作用に加えて血管を広げる作用もあり、慢性心不全や心房細動などに使われる
アテノロール(テノーミン)あり高血圧、狭心症、頻脈性不整脈などに使われる。腎機能に応じた調整が必要

β1選択性が高くても、心臓の収縮力や脈拍を抑える作用が弱いという意味ではありません。心臓を抑える強さは、薬の種類だけでなく服用量によっても変わります。

慢性心不全では、心臓の収縮力を抑える薬を使うことに疑問を感じるかもしれません。しかし、少量からゆっくり増やすことで、心臓にかかり続ける過剰な刺激を抑え、長期的に心臓を守ります。

脈拍の低下や息苦しさに注意

主な副作用は、脈拍が遅くなる、血圧が下がる、だるい、めまい、ふらつき、手足が冷えるなどです。脈が極端に遅い、ふらつく、息苦しいといった症状がある場合はご相談ください。

β1選択性が高い薬でも気管支への影響が完全になくなるわけではありません。喘息や呼吸器の病気がある方は、あらかじめ医師へ伝えてください。

1種類で下がらないときは薬を組み合わせます

降圧薬は少量から開始し、家庭血圧や副作用を確認しながら調整します。ただし治療開始時の血圧が高い場合は、最初から2種類の薬を使うことがあります。

1種類を最大量まで増やすよりも働きの異なる薬を少量ずつ組み合わせる方が、十分な降圧効果を得ながら副作用を抑えられます。

降圧薬を1種類増量する場合と、異なる働きの薬を組み合わせる場合を比較した図解。1種類の増量は1つの仕組みにのみ作用するのに対し、異なる薬の組み合わせは血管・心臓・腎臓など複数の仕組みに作用し、薬が増えることは治療の失敗ではないことを示している

よく使われる組み合わせには、次のようなものがあります。

  • ARBまたはACE阻害薬+カルシウム拮抗薬
  • ARBまたはACE阻害薬+サイアザイド系利尿薬
  • カルシウム拮抗薬+サイアザイド系利尿薬

ARBとACE阻害薬は作用する仕組みが近く、腎機能障害や高カリウム血症などの危険が増えるため、原則として併用しません。

薬が2~3種類に増えても、治療に失敗したという意味ではありません。高血圧では、複数の仕組みが重なって血圧が上がっていることが多く、それぞれに作用する薬を組み合わせるのは一般的な治療です。

配合剤なら飲む錠数を減らせます

2種類または3種類の降圧薬を1錠にまとめた「配合剤」もあります。

配合剤には、ARBとカルシウム拮抗薬、ARBと利尿薬、これら3種類を組み合わせたものなどがあります。服用する錠数を減らせるため、薬の管理がしやすくなり、飲み忘れを減らしやすいことが利点です。

ただし、配合剤はそれぞれの配分が決まっているため成分ごとの細かな調整がしにくいのが欠点です。どの段階で配合剤に切り替えるかは、血圧や副作用、服用状況を見ながら判断します。

降圧薬を服用するときの注意点

毎日、処方されたとおりに服用しましょう

医師は薬を服用している状態での家庭血圧や検査結果をもとに、薬が合っているか増減が必要かを判断します。

飲み忘れが続いていると、本来は薬が効くはずなのに「効果が不十分」と判断され、薬が必要以上に増えてしまう可能性があります。

飲み忘れや飲みにくさがあっても、責められることはありません。薬が余っている場合も含めて、実際の服用状況をそのまま教えてください。服用回数を減らす、配合剤へ変更するなど、続けやすい方法を一緒に考えられます。

飲み忘れても2回分をまとめて飲まない

飲み忘れに気づいたときの対応は、薬の種類や次の服用時間までの間隔によって異なります。気づいた時点で服用できる場合もありますが、次の服用時間が近ければ、忘れた分を飛ばすのがよいでしょう。

2回分をまとめて飲むと血圧が下がりすぎる可能性があるため、避けてください。迷ったときは、処方時の説明書を確認するか、医師または薬剤師へご相談ください。

水またはぬるま湯で服用するのが基本です

薬は水またはぬるま湯で服用するのが基本です。お茶などで一度服用したからといって、直ちに問題になるとは限りませんが、飲み物によって薬の効き方に影響することがあるため、日常的には水またはぬるま湯で服用しましょう。

薬を飲みにくい、外出先で水を用意できず飲み忘れてしまうなど、服用を続けるうえで困っていることがあれば、医師や薬剤師へご相談ください。

まとめ

高血圧の薬には、カルシウム拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、サイアザイド系利尿薬、β遮断薬などがあります。

薬は血圧の数字だけでなく、心臓や腎臓の状態、脈拍、ほかの病気、検査結果などを考えて選びます。1種類で十分に下がらない場合に、異なる働きの薬を組み合わせることも珍しくありません。

副作用や飲み忘れがあっても、自己判断で薬を中止したり、2回分をまとめて飲んだりせず、医師または薬剤師へご相談ください。ご自身に合った薬を無理なく続けることが、脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎臓病などを防ぐために重要です。

高血圧の基準値や治療の考え方全般については、「高血圧とは?基準値・症状・治療と受診の目安を循環器専門医が解説」もあわせてご覧ください。

参考資料


この記事の執筆・監修者

高崎市の乾小児科内科医院 院長 乾恵輔

乾 恵輔(いぬい けいすけ) 乾小児科内科医院 院長

【保有資格】

  • 日本循環器学会認定 循環器専門医
  • 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
  • 日本内科学会認定 総合内科専門医

院長よりメッセージ: 「なぜこの薬なのか」「なぜ何種類も飲むのか」という疑問はとても多く寄せられます。降圧薬は血圧の数字だけでなく、心臓や腎臓の状態、脈拍まで含めて一人ひとりに合わせて選んでいます。気になる点があれば遠慮なくご相談ください。


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